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１．建設業許可とは

建設業許可とはどのようなものか。
「500万円以上の建設工事を受注するのに必要な許可」と理解されている方も少なくないと思います。
完全な誤りではありませんが、ぼんやりとしています。
建設業許可とは下記(1)～(3)に該当する建設工事の施工に必要な許可となります。

(1)建築一式工事の場合
ⅰ　一件の請負代金が1,500万円（消費税込）以上の工事
ⅱ　請負代金の額に関わらず、木造住宅で延面積が150㎡以上の工事（主要構造部が木造で、延面積の1/2以上を居住の用に供するもの）
(2)建築一式工事以外の場合
ⅰ　一件の請負代金が500万円（消費税込）以上の工事
(3)請負代金の考え方
ⅰ　元々一つの工事を工期を分割することで、請負代金の限度に達しないように注文書を作成してもらったとしても、全体を一つの工事とみなして合計金額で判断
ⅱ　請負代金の金額には、材料も含んだ金額であり、施主や元請業者といった注文者から材料の提供を受けている場合は、その金額と運送費が請負代金に加算されます。

ここでいう、建築一式工事や建築一式工事以外というのは、建設業許可の種類になります。業種については後述しますが、上記の要件を満たす工事を数年に一度でも受注するとなれば、建設業許可が必要になります。